• 南工区から北工区見通し

  • 南工区冨士見テラス

  • バス待合所とあずま屋

  • 【整備後】あずま屋外観

  • 【整備前】古民家外観

  • 【整備後】あずま屋内観

  • 【整備前】古民家内観

建物名称・完成年月

山中湖村平野地区公園
「ゆいの広場 ひらり」南工区・ロータリー工区

2018年8月
住所・発注者 山梨県南都留郡山中湖村平野63-1 山中湖村
監修

山中湖村デザイン戦略会議
委員長:中井 祐 教授(東京大学景観研究室)

基本計画・基本設計

株式会社 イー・エー・ユー
株式会社 文化財保存計画協会
SUGAWARADAISUKE建築事務所株式会社(バス待合所・実施設計共)

建物用途・敷地面積 古民家 → 集会場 4,385.28㎡
構造・延べ面積

あずま屋(集会施設):木造平屋建て

バス待合所(別途):木造平屋建て

95.18㎡

88.17㎡

計 183.35㎡

設計概要

多くの観光客が訪れる山中湖村平野地区交差点での、古民家を活用したコミュニティ施設の整備である。平野の歴史的コミュニティと密接な関係をもつ集落中心部の再生に向け、官民の事業主体や地域が一体となって空間整備が進められた。

バス待合所を整備したロータリー工区を中心に、南工区のあずま屋と前年度に完成した北工区を一体的に結んで、山中湖へ向かう高低差を利用した広場を構成している。南工区では、かつて平野交差点で開催されていた「御神木祭り」をこの地に戻すべく御神木広場を確保し、公園施設は御神木の引き上げ軸に沿って計画した。多様な動線で地域コミュニティをつなぎ、祭りや伝統文化を継承する“結”のひろばを形成している。

2020年東京五輪で自転車ロードレース競技のコースになる山中湖。「ゆいの広場」が地域の顔としてにぎわうことを期待する。

設計担当

建築 髙相 正樹、三森 貴嗣

   網野 隆明【アルケドアティス】

構造 渡邉須美樹【(株)木講堂】

電気 高村 陽 【電気設備設計PLANNING】

機械 城之内 牧【城之内建築設備企画】

園地 今澤 伸次【(株)エコマック】

施工者

建築 富士急建設(株)

電気 井出電気(株)

機械 (株)サンエイ

完成写真撮影 GlassEye Inc. / 海老原一己