山梨県警察機動センター
実績一覧建物名称・完成年月 |
山梨県警察機動センター |
2025年3月 |
---|---|---|
住所・発注者 |
山梨県笛吹市窪中島312-1 |
山梨県 |
建物用途・敷地面積 | 警察署 | 5,733.14㎡ |
構造 |
鉄筋コンクリート造 3階建 他 |
|
延べ面積 |
3,790.54㎡ |
|
設計概要 |
「警察機動力・科学捜査力の有機的結合を体現する強くしなやかな庁舎」
外国人観光客の大幅な増加やリニア中央新幹線工事、中部横断自動車道の開通など、人の流れや速さに変化が生じるとともに、人口減少や急速な高齢化の進展、外国人就労者の増加により社会構造の大きな変化が予測されている。 これらへ的確に対応するため、点在していた科学捜査研究所、鑑識課、機動捜査隊、交通機動隊を集約し、初動捜査・科学捜査の新たなる拠点として整備された庁舎である。
4つの設計コンセプト 【犯罪の高度化・複雑化への適応】 ・明快なゾーニングと吹抜けを介した部門間連携を醸成する空間構成 ・確実な鑑識処置および鑑定を可能とする環境整備と用途に応じた先端研究施設を要する科学捜査拠点の整備
【高い士気と執行力を有する警察の確立】 ・自然採光・通風を確保した良質な執務環境の確保 ・将来の機構改革にも対応できる、アウトフレームで、柱型の少ないフレキシブルなプラン
【県民の期待と信頼に応える施設】 ・必要な耐震性能を備え、水害や停電などの災害に対して、業務継続を可能とする諸室などを適切に確保 ・危機管理のため、来庁者と職員のセキュリティ対応
【地域と地球の未来のために】 ・地域景観への配慮、緑地の確保ならびに地域木材の利用の推進による地域と地球にやさしい施設 ・庇などの空調負荷低減に寄与する設えの採用や建築・設備の長寿命化を図る建材、機器の選定によるライフサイクルコスト低減 ・バリアフリー化、ユニバーサルデザインなどすべての人にやさしい施設 |
|
設計担当 |
馬場・樋澤・溝呂木設計共同企業体 建築:髙相正樹、清水岳、三森貴嗣、江野慎吾【馬場設計】 長田潤【樋澤建築設計事務所】 構造:溝呂木克人【溝呂木構造設計室】 電気:高村陽【プランニング高村】 機械:城之内牧【城之内建築設備企画】 |
|
施工 |
建設工事:早野組・飯塚工業・地場工務店共同企業体、風間工業 電気設備:タツミエンジニアリング・有電・滝沢電気共同企業体 機械設備:渡辺工業所・永田工業所・明和工業共同企業体 衛生設備:タナカ設備・富士冷暖共同企業体 外 構:矢崎興業 外構電気:望月電気 植 栽:石和植木 |
|
完成写真 |
GlassEye Inc./海老原一己 |